経営危機打開

経営危機打開方法

経営危機を打開して会社を再生させるには

一口に経営危機といっても各企業によって内容はさまざまです。

中小零細企業においては、会社イコール経営者という捉え方をされているので、如何なる危機的状況になったとしても、経営者はそのすべてにおいて全責任を取らなければなりません。
経営が悪化する要因や原因は様々あることと思います。主要な取引先から取引を打ち切られたことによる売上減少や重要なポジションで勤務していた従業員の退職とか、重く圧し掛かっている借入金の返済負担増など、直接的に大きな影響を及ぼす原因があると思いますが、その要因や原因の前には、それに至るまでの起因が必ずあるはずです。

大事なことはその起因がなぜ起こってしまったのかということです。事業を行うには多くの成功や失敗が当然のごとくありますが、経営の危機を打開すると共に同じことを繰り返さないように理由を把握しておくことは必要不可欠といえます。
中小零細企業の経営者である社長は、人それぞれ考え方や性格が異なりますが、経営危機状態の捉え方が大きく異なることは珍しくありません。

売上利益もそれなりにあり、金融機関への借入金返済も滞りなく返済されている。そして手持ち資金も半年程度の確保は出来ているという状況で経営危機に陥っているので何とか対策を取らなければと行動される社長もおられれば、極端に売り上げが減少して取引先への支払いも遅延している。そして税金と社会保険料の滞納、更に社長や家族の個人名義でカードローンや消費者金融から借金をして会社へ注ぎ込んでいるなど、借りられるだけ借りまくってしまっている状況であっても経営危機だと認識されておられない経営者もおられます。
特に留意しなければならないことは、何の知識も持たず、不安に圧し潰されそうになりながらも、とにかく支払いする資金を作るために売上を多く上げなければと空回りしながら必死で頑張り、何処か資金を貸してくれるところがないかと金策に奔走することです。

このような状況に陥ってしまうと経営者は正常な判断ができなくなり、本来、会社を経営して事業を行い、利益を得るという目的が変わり、何時しか借入金の返済や滞納税金の納税、取引先への支払いをするためだけに仕事をしているようになっています。
そして、精神的に追い込まれて病気になってしまったり、自暴自棄になってしまったり、耐えきれなくなって逃げてしまわれる方も珍しくありませんが、経営者の責務としては、どんなに苦しい状況であっても諦めずに取り組みすることが大事なのです。

今、苦しいのは経営危機を打開する術や方法を知らないからということに尽きると思います。どんなに厳しい環境下であっても経営危機を打開して事業を継続していく方法は存在します。
また、経営者が意識を変えて進むべき道を誤らなければ倒産などすることもなく、自分の人生や家族の生活、そして従業員を守ることができるといえます。

それには、まず、第一に事業を継続させて再生再起に向けて取り組みされることが大事。
そして、生き残るために本業を必ず黒字化させることです。

但し、経営危機を打開するために社長は見栄や体裁、格好、メンツ、プライド等を捨てることが必須です。すべての人に対して良い人で在り続けるような無責任な綺麗ごとは止めて自分や家族、従業員のため、我武者羅に取り組みすることが大事です。
更に、自分の理想から離れられず、あれも手放したくない、これも手放したくないという執着を手放すことも大事。

今、大きな不安に駆られて経営危機を打開できずに苦しまれている経営者は、現状の不幸「経営危機」に固執して、今の経営環境や状態を変えたくないと手放すことができない方だといえます。
人間にとって、不幸よりも不安のほうがはるかに強い感情があるため、多くの人は経験もしたことが無い未知なる不安を避けるためには死にもの狂いで現状の不幸にしがみ付こうとされるのです。
先行きどうなるか分からないという不安を打開しようと取り組みするよりは、今の慣れた不幸「経営危機」に固執し続けた方が生きやすいのであり、不安だからこそ現状を変えられず自分に固執し続けるのです。
そして、不安が大きければ大きいほど、現在の自分に固執する気持ちが強く働き、現状から抜け出すことができないのです。

しかし、反面、執着を手放し、100%・100点満点を求めず、すべてが思いとおりにならなくても良いと割り切ることができれば、不思議とポジティブな考え方に変わり、前向きに取り組みすることができるようになります。

よって、現状にしがみついて新たな挑戦ができないでいる方は、自分の小さな世界に閉じこもることなく、自分を信じて取り組みしてください。

事業再生をおこなうには、いろいろな選択肢や方法があります。自分の人生や家族の生活、そして従業員を守るために、諦めず一歩前に歩を進めてみてはいかがでしょうか。


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