随分前のことですが、ネット上で兵庫県で有名な『たいこ弁当』が自己破産申請をしたと
出ていました。
一時は40店舗で56億円の売上を経常していた会社が、コンビニやファストフード、ファミリーレストランに押され、
売上が激減し近年は11億円にまで落ち込んでいたとのこと。
その間、金融機関からの借入金については、返済条件緩和などの支援を受けてリスケをして
いたようですが、
奏功せず、事業再生は失敗に終わったようです。
いかがでしょうか。
このように、時代の流れと共に衰退事業においては経営が危機的状況のなか、リスケをしても
何ら改善されることは無く事業再生はできないことが少なくありません。
即ち、成長産業や先行き見通しが明るい事業であるならば良いのですが、先細りの事業に
リスケをしても、一時、延命したに過ぎません。
このようになる前に、劇的に変革できる事業再生を行なっていれば、少なくとも採算性がある
部門は残せた可能性があります。
これが、破綻、破産への道を歩むべくして歩んだと言っても過言でないと思われる方が
多くおられます。
考え方ややり方、方向を間違うと破綻への道へまっしぐらに進むことになります。
教訓にするには非常にわかりやすい事例ではないでしょうか。