経営が危機的状況になってくると、資金繰りが廻らなくなって借金の返済が滞り、税金の滞納やリース料の滞納、給与の遅配、そして取引先への仕入代金など、あらゆる支払いが困難になります。
支払いが止まると督促状が届いたり電話での請求催促など、あらゆるところから請求されるようになります。
リース会社や税務署などは数ヶ月の間であれば通知だけで済む場合もあるのですが、
従業員の給与や取引先への支払いはそれでは済みません。
当然、社員とは毎日顔を合わせることになりますし、取引先などは支払予定日に入金が
無かっただけで直ぐ電話が掛かってくるでしょう。
一番厄介なのは取引先で、1~2ヶ月程度は大人しくしていることがありますが、3ヶ月も過ぎると会社への訪問をして来るようになります。
また、社長に会えないとなると、自宅の玄関先で金を払えと怒鳴りつけられて請求された事例もあります。
恐れる必要は無いのですが、このようなことをされると近所に聞こえたりするので、
それが嫌ですね。
確かに支払いをしなければならないので、相手の立場に立ってみれば当然必死に請求することは理解できます。
ですが、現実支払いが出来ない訳なので、そのような大声で威圧するようであれば
警察に通報せざるを得ない場合も不可欠かも知れません。
いくら債権者といっても、そのような回収をしてはいけないですし、家族が不安に駆られることになるので躊躇なく対応しましょう。
また、次に社員についてですが、社長という者は社員から見れば絶対的立場の人なので、社員には社長を敬う気持ちがあります。
その社長が給与の支払いを出来ず、うろたえている姿を見たり取引先から執拗な請求を
受けている姿を見ると、
一気に熱が冷めて行き、ヤル気を無くしたり転職を考えるような者が出てくるようになってしまいます。
一番怖いのが、このように内部から崩壊していくことです。
内部崩壊が始ると、どのような会社でも長くは持ちません。
そのようなことから社員に対しては見せて良い姿と見せてはいけない姿がありますので、十分に注意した配慮をしてください。
たまに、我が社はアットホームな会社なので、経営が苦しくて支払いが困難であっても
従業員は理解してくれる。
だから、そんなことで裏切るようなことはしないだろうと言われる経営者がおられますが、従業員も自分が大事です。
また、家族の生活もあるので、いつ倒産するか分からない会社にしがみついている人は
殆どいないと考えた方がいいでしょう。
更に、家族で事業を行なっている家内工業の場合には更に気を付けなければなりません。
夫婦間・親子間・兄弟間などです。
会社が倒産した後に、社長が亡くなって奥さんと息子が相続をした後、債権者から執拗な
請求をされたが為に親子関係と兄弟関係は崩壊して絶縁状態となってしまった。
このように、一つ間違えると取り返しの付かないことにまで発展してしまうこともあるので、十分留意する必要がありますね。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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