今も、ふと思い出すことがあります。
それは私が前職時代に知り合った同業者の社長が夜逃げをして、家族や従業員が大変な
後始末に負われたということ。
それともう一人の社長も一緒に仕事をしていた息子2人に何も告げず、息子を残したまま
夜逃げをして蒸発してしまったこと。
また、個人経営をしていた社長も借金に行き詰まり、奥さんと中学生の娘を残したまま
蒸発して行方不明になってしまい家庭崩壊したこと。
更に同級生が経営していた会社が莫大な借金を背負ったことにより、その経理をしていた
弟が自殺をしてしまったということなど、
思い起こせば他にもまだありますが、今の事業再生に携わる前には多くの破綻者や夜逃げ
から自殺者に至るまでさまざまな人間模様を見てきました。
その中でも一番心残りなのは、同級生の弟が自殺してしまったということです。
私も一度だけお金を貸して欲しいと同級生から一度電話を貰っていたのですが、友人関係を壊したくないという思いから、体の良い言い訳をして断ったのです。
そして、その後しばらくしてから自殺をしたということを聞きました。
今でも心残りなことは、事の事情は分からなかったとは言え、何か良い方法は無いかなど
知恵を貸すぐらいはできたのではないかという思いです。
現在、同級生は元気で活動していますので安心しているのですが、
結果として会社は倒産し、自宅は競売で人に取られ、かつ、自己破産という最悪の結末に
なりました。
そしてこの時の状況を例えて言えば、死んだ動物に多くのハイエナが群がって血肉を食い
尽くすような状況だったようです。
更に、借金など無縁であった人達まで、どさくさに紛れて僅かな金までふんだくって
行ったようです。
後から当時の状況と経緯を聞いたのですが、その時が今であれば丸裸で身包み剥がされず
自己破産などもすること無く全面的に支援できた事案です。
この自己破産をした同級生は、破産後の数年間は正に地獄のような生活を余儀なくされて
いました。
余分なお金はまったく無く、就職も出来ないため生活費が無いのです。
よって、日々、知人などから頼まれる雑用のアルバイトをしながら食べているという
日々を過ごしていたのです。
お金の金額で言えば、3ヶ月の生活費が10万円に満たない金額です。
たまたま、お母さんと同居していたので僅かな金額ですが年金が下りていたから少しは
食べられたのでしょう。
その同級生は昔から体のガタイが良い奴でしたので痩せた相撲取りぐらいの
体つきでしたが、
今は食事が十分に取れなかったせいもあり、どちらかと言えば痩せている方に入るぐらい
細くなっています。
見た目は痩せて羨ましい限りですが、食べられないで痩せこけたため、一気に老人の
ようになってしまっています。
このように様々な破綻者を見てきましたが、どれも結果は悲惨な状態となり残された
家族や従業員などは過酷な状況に追い込まれます。
よって、絶対に自殺や夜逃げ、蒸発などはしてはいけません。
一人で悩まず様々な人に相談をされてみれば、何らかの解決方法が見えてくるかも
知れません。
自分で、もうダメだなどと決め付けて諦めないでください。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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