学生のときの同級生で劇団に入っていた友人がいたので、役者の世界に興味をもち、私も役者をやってみたいと思ったことがありますが、とてもとても無理なので夢物語で終わっています。
さて、日々の経営でも必要なことですが、特に危機的状況になっている企業の経営者は
役者に徹しなければなりません。
資金繰りに駆け回る日々であったり、破産をするか任意整理をするか、第二会社を創って事業再生を行なうかなどや、
資金繰りが切羽詰まった状態で、金融機関へ融資を申込みしに行くときにでも、顔面蒼白で目も虚ろ、挙動不審のような姿を見せてはいけません。
内心は大きな不安に駆られていても、絶対に絶望的な雰囲気を醸し出さないでください。
これは社員の前でも、銀行の担当者の前でも、取引先の前でも同じです。
経営者が落ち込んでいたり、困っているような顔をしていたり、物事が上手く行かず、
もう駄目だというような顔をしていることは、
これから経営改善を行なおうとしていることへの障害となる可能性があるから。
また、経営者の言葉一つ一つも重要だ。
ついつい、もう駄目だとか、金が無いとか等、従業員の前で言ってはいけません
また、銀行においては債務処理に絡むような言葉を使わないようにした方が良いですね。
例えば、債務処理やサービサー、代位弁済、期限の利益喪失、債権譲渡など、通常返済をしている企業が使わない言葉のことです。
金融機関では、常に経営者が話す内容や態度を見聞きして経営状況について把握しようとしています。
特に金融機関に於いてそのような言葉を用いると、担当者は不自然に思って警戒をするでしょう。
担当者が疑心暗鬼になると、実は聞いている以上に営業状況や財務内容が悪く倒産するのではないかなどと警戒をさせることになる可能性があります。
そうなると、事前に対策を打たれたり追加担保を要求されたりということにも成り兼ね
ません。
債務処理や事業再生をするには、しっかりとした準備が必要です。
そしてその準備をするには、様々な対策の内容を社員や金融機関、取引先に知られては
上手く事が運ばなくなります。
そのようなことから経営者は常に平常心を保った役者に成りきらなければならないのです。
そして、金融機関においては債務処理のことなど何も知らない素人で、微塵もそのようなことを考えていないという姿で接してください。
本業のこと以外、何も知らない経営者に徹するのです。
そして、債務処理と事業再生の準備が整ってからやるときは一気に行なうことが重要。
表向きは何も知らない馬鹿な経営者と思われるぐらいで良いのです。
大根役者ではダメですよ。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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