金融機関は、融資をした後に毎月必ず返済を行なうことは経営者の義務だと言います。
借りたものは返すということは、道義的にはそのとおりです。
誰しもが当然のことと言われるでしょう。
しかし、経営が困難な状況に陥った場合には、資金が不足しているので返済できる原資が無い状態となります。
さて、このようなときはどうすれば良いのでしょうか。
銀行に言わせれば、貴方が貸して欲しいといったので融資したのだから、ちゃんと責任を持って返済してくださいと言います。
逆に、銀行の都合で勧めてきた融資でも同様なことを言ってきます。
そこで多くの経営者の方は、会社に資金が無くても必死に銀行へ返済しようとするために何とかしなければと頑張るのです。
会社が資金不足になっているので、最初の頃は個人の自己資金から会社へ貸付をして、
その資金から銀行へ返済を行います。
そして自己資金も底をついてくると、何処かで貸してくれるところはないかと必死に
資金調達に走るのです。
社会的責任を全うしようとする姿勢がひしひしと伝わってきます。
この頃には、既に経営者は役員報酬などもまったく無い状態が続いており、税金の滞納や社会保険料の滞納が始っていることも少なくありません。
更に厳しい状況になってくると、身内や知人からも借金をしてまで返済をしようと
血眼になって奮闘するのです。
真面目過ぎるからかどうか理由は分かりませんが、借りまくるケースでは銀行や信用金庫からローン会社、クレジット会社、身内、親戚、友人、知人、消費者金融、商工ローン、サラ金、そして、闇金融に至るまで借りまくる人もいます。
その責任感は『ある意味だけ』は立派です。
このようにして、経営者は必死に銀行へ借金を返済しようと頑張り続けるのですが、
この考え方と行動はいかがでしょうか。
借金を返済できない経営状態であるのに、それを無理してあらゆるところから更なる
借金をして返済し続ければ、遅かれ早かれ何れどこかで破綻してしまいます。
そうなった時には借金が膨れ上がって莫大な金額となっており、大勢の人に迷惑を掛けることになるのです。
また、金融機関だけでなく、友人、知人に至るまで迷惑を掛けることになれば
取り返しの付かないことになってしまうのです。
最悪の場合、夜逃げや自己破産という事態になり、再起できない状況に追い込まれて
しまうこともあります。
では、どうしたら良いのでしょうか。
借入金の返済を止めることは道義的には問題がありますが決して悪ではありません。
契約書には返済が滞った場合は遅延損害金が発生する旨の記載がありますし、期限の利益を喪失すれば信用保証協会から代位弁済を受けることになります。
そのようなことから、どうしても返済をしていくことが難しいというならば、返済する額や返済するところの変更を行うことも選択肢の一つです。
逆に代位弁済されたことにより、資金繰りが改善して経営が順調となり、健全経営ができるようになるかも知れません。
そうなれば返済も通常とおり再開できて、更なる発展が見込めることもあります。
したがって、何が何でも現状を変えてはいけないということでは無いということですね。
その時々に状況により、臨機応変な対応をすることが良いのではないかと思います。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
【永遠のテーマ】
『ピンチを預かり チャンスにして返す
チャンスを活かすのは 貴方です』
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