リスケ中であっても正常な経済活動であり、いきなり法的手続きを取られることは
ありません。
法的手続きの着手は、期限の利益を喪失してから行われることが一般的です。
不動産、銀行口座、役員報酬や給与、生命保険など、差押さえを打ってくる可能性は否定
できませんので、理解しておく必要があります。
稀に動産の差押さえで間違った解釈をしている方がおられます。
昔と違い、執行官が来て赤紙をペタペタ貼るようなことはいたしません。
また、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機など生活の必需品は差押さえの対象では
ありませんので、テレビドラマのようなことは起こりません。
高価な金の延べ棒や、有名画家の絵画などがあれば原則は差押さえの対象になりますので
留意される必要があります。
しかし、現実的には動産の差し押さえなどは頻繁に行われることはありません。
債権者も、今の時代、家財道具で債権を回収しようとなどは考えていないと思います。
債権者にとっては、不動産もなく、預金口座を差し押さえても回収できないなどという
場合の最終手段としての手続きをしているのではないかと思います。