クラウドファンディング
最近、クラウドファンディングという言葉をよく耳にします。
クラウドファンディングとは、事業資金や寄付などを集めたい企業や個人がインターネットを通じて支援金を得る方法として活用されています。
新型コロナウイルスの感染拡大により経営が悪化してしまった企業や個人事業主が支援を求めて活用が広まっているようです。
クラウドファンディングには、いくつかの活用方法があり、購入型や寄付型、貸付型が主たる方法となります。
日本では、各企業が事業内容に賛同してくれる一般個人から事業資金を借りて金利を払う貸付型が主流でしたが、昨今では寄付型や購入型が非常に増えてきています。
公表されているものでは、地方のJAが購入型のクラウドファンディングを立ち上げて支援を募集し、2週間で1億円以上の資金を集めることに成功しています。
この返礼品として牛肉を発送したと聞いていますが、短期間のうちに億単位の資金を集められるのは、クラウドファンディングだからこそと言っても過言でないかもしれません。
コロナ問題で医療支援を目的として寄付型のクラウドファンディングを試みたケースでは、1日と掛からず異例の速さで1億円を集めました。
このようなことから、危機的状況に陥っている人や企業がSOSを発信することで、困っている人や企業を助けたいと思う人が大勢いるということが分かります。
クラウドファンディングは、小口資金を集めることを目指すことが多いのですが、例外的に億単位の資金を集めることも可能だということは、やり方次第では金融機関から融資を受けるより効果的かもしれません。
休業要請を受けていた飲食店などにおいては、購入型で資金を募り、支援者には食事券を送るなどという活用方法もありますし、人気があり必要とされる店舗などでは、潰したくないという支援者が寄付を募ってくれるかもしれません。
各地域の商工会議所を経由してクラウドファンディングを行っていることがたくさんありますので、一度相談してみるのも1つの方法かと思います。