資金繰りブログ

マイナンバーカードとコロナ不況

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マイナンバーカードとコロナ不況

ゴールデンウイークが明けた8日、どうしても必要な書類があったため某役所へ出向きました。

すると、1階にある市民課が、人、人、人で溢れかえっており、密にならないよう人と離れようと思っても、離れられないほど多くの人が訪れていました。

この時期、申告等は既に終わっているので不思議に思っていたところ、その原因は一人10万円をもらえる特別定額給付金の手続きに来られている人たちだとわかりました。

オンライン申請を行うために必要なマイナンバーカードの手続きが急増し、全国でも同様、大勢の人たちが役所へ押し寄せたようです。

私が目にした光景は、70歳近い感じの高齢者の方が、何時間も待たされた挙句に手続きができないということを言われ、窓口を一つ占領して机を叩きながら激高し、大声で文句を言っている姿でした。

その原因は定かではありませんが、事例では暗証番号の入力間違いにより、再設定をするために人が一度に殺到したことで、システムに負荷がかかりダウンしてしまったことが原因のようです。

このような各自治体で大混乱している特別定額給付金ですが、これだけ多くの人たちがお金で困っているということが分かります。

アベノマスクと言われているマスクも、既に手元に届いている人もおられるようですが、未だ手にされてい人は少なくないと思います。

このコロナウイルス問題では、5月末までの期限を待たずに緊急事態宣言を解除する調整をしているようですが、果たしてこれで感染騒動は治まるのでしょうか。

緊急事態宣言が解除されれば経済活動は元に戻るのでしょうか。

恐らく、そんなに甘いものではないように感じます。

専門家の意見では、第二、第三の感染拡大が起こる可能性もあるとのことですし、韓国や中国などでは終息後に新たな感染が起こっているなど報道されていますので、多くの人は警戒を緩めるまでにはそれ相応の時間を要するのではないかとと思います。

昨今の倒産情報においては、前年同月比より倒産件数が減っていると発表されていますが、この要因は裁判所が破産手続きの申し込みは不要不急ではないという理由で極力控えるよう弁護士会に通達したと紙上に出ていました。

このようなことから考察すれば、緊急事態宣言が解除された後、急激に破産手続きに入る企業が急増する可能性があります。

また、巷ではコロナウイスが終息した夏以降から本格的な不況が始まり、倒産する企業が激増するのではないかとも言われています。

現時点においては、緊急融資を受けることができた企業は一息つくことができていると思われますが、この先、景気回復が遅れるだけでなく、更なる悪化となる可能性も否定できないことから、事業を維持するために知恵を振り絞って対策を取っておく必要があるかも知れません。

各企業においては様々な事情が異なりますが、考え方ややり方によってはピンチがチャンスに生まれ変わる可能性もあるかもしれませんので、この機械を逃すことのないよう取り組みされてみてはいかがでしょうか。


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