いざという時

2020.02.10

「いざという時」

会社倒産の危機に陥ったり遭遇した時、「いざという時」にどうするか。

経営者にしてみれば、長年もの間、必死で事業を継続して来られたのですから簡単に諦められるものではありません。

既に手持ち資金も枯渇している状況において、経営者の脳裏には倒産や破産という言葉が浮かんでいるのですが、何とか経営を維持する方法はないかと僅かな可能性を探し続けられている方が少なくありません。

この状況において、この先は事業を継続していくことは無理だろうと思いながらも、家族や従業員、取引先に迷惑を掛けたくないという思いから、何の当てもなく借金を増やしながら事業を継続されようとします。

このような状態に陥ってしまうと、経営者は何も問題が無いような素振りをされているつもりでおられるのですが、既に冷静な判断をすることができなくなっており、寝ても覚めてもお金のことばかりを考えるようになっています。

本来であるならば、不足する資金の借り入れをするために、どこか貸してくれるところはないかと悩み奔走されるのではなく、現状を分析して事業を継続することができる方向へ軌道修正されるべきといえるのですが、

対応や対策を誤ったり、引き際を間違えたり、何もせずに借り入れを続けることにより、ますます状況を悪化させてしまっている経営者は珍しくありません。

したがって、少しでも痛みを少なく、かつ、早く、良い結果を得られるようにするためには、一日も早く方向性を選し、進むべき道に向かって経営危機を打開することが良いと言えるのではないでしょうか。

多くの経営者が一歩前に踏み出すことができないケースは、現状を変えたくないという思いと、絶対に失敗することができないという思い、そして自宅や資産を失いたくないという執着心が強いため、どうしても現状にしがみついたまま行動に移すことができないのです。

経営危機での失敗は、失敗を恐れて挑戦しないこと。

そして、経営改善からではなく失敗から逃げていることなのです。

経営改善に向かう姿勢が変わると、次に知恵が湧き、寝ても覚めても考えることは事業継続のことばかり。しかし、不思議と苦にならなくなってくるのです。

経営改善や事業再生は、経営者の心の変革から始まります。

どんな状況であろうと自分の心がどうか。絶対に再生させてみせるという自分自身と戦う心があるかどうかで、成功の可否が決まると言っても過言ではないかもしれません。

一歩前に踏み出す勇気が未来を大きく開くことに繋がるよう、惰性や停滞を打ち破り躍進させる取り組みされてみてはいかがでしょうか。