資金繰りブログ

見栄も外聞も捨てる覚悟

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見栄も外聞も捨て去る覚悟

経営改善や会社再生、事業再生に取り組みをされるからといって、専門家に依頼すれば必ず成功するということではありません。

経営改善とは、経営に関する問題点を洗い出し、その問題を一つ一つ解決することにより財務体質を改善させたり収益が得られる体質に変えたりするなどして、健全経営が可能な状態にする作業をいいます。

各社の状況により経営改善が難しこともありますが、その実現が厳しいようであれば会社再生や事業再生へと取り組む方向や目的を変えることが必要なこともあります。

この違いは、改善に取り組みされるタイミングや手持ち資金の時間的猶予等により変わることがあります。

経営改善計画書を作成し、その取り組みを行うことで改善を図ることになるのですが、少なくとも半年から1年程度は余裕資金が必要となることから、時間と費用を掛けることができるか否かで可否が決まることも珍しくありません。

資金的猶予と時間的猶予がないほどの危機的状況に陥っている企業は、経営改善という状況ではないので会社再生や事業再生に取り組みすることになるかと思いますが、その時に大きな障壁となることが見栄や外聞を捨て去る覚悟ができない経営者の拘りなのです。

本来であるならば、倒産の危機を感じたときに少しでも早く手立てを講じることが必要なのですが、資産を失いたくないという執着や、世間から何て言われるか分からないなどと、体裁やカッコウを気にすることばかり心配をしていることから、再生再起する妨げとなることが少なくありません。

このようなタイプの方は、自らの失敗を素直に認めることができず、人の話に聞く耳を持つことができない方に多く見受けられます。

また、傾向としては、経営が危機的状況になったのは横暴な取引先のせいだ。出来の悪い従業員のせいだ。自分は悪くないと、倒産の危機となった原因が自分だということを見いだせない経営者が典型的な人です。

結局のところ、誰一人として厳しい助言してくれる人がいないことから、思い上がりに気が付かないまま最悪の事態になり、再生再起の道からどんどん遠のいて行くことになるので、大きく痛みを伴った失敗をすることになるのです。

それでも、耳が痛くなるほどの手厳しい助言をしてくれる人に巡り合うことができ、謙虚な気持ちで真剣に取り組みすることができれば問題を解決するための糸口が見つかるかも知れません。

私たちは皆一様に心騒がすような不安の原因となる挫折や運命の逆転のような出来事に直面するものですが、自分の立場もかなぐり捨てることができれば課題克服へ向けて前進することができるのです。

「言うが易く、行うは難し」だが、どんな理由を付けようと、行動しなければ未来は変わりません。

自身に恥じぬ人生劇を歩めば必ず転機が訪れるのではないでしょうか。

 


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