資金繰りブログ

反省の心を持つ

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反省の心を持つ


会社を再生させるにしても、事業を再生させるにしても、多くの関係各者に多大な迷惑を掛けたことについては、「申し訳ありません」という反省の心を持つことが一番大切です。


再生再起への道に進まれることは経営者としての責任において当然のことなのですが、常に謙虚な気持ちは持ち続けるべきです。


経営が危機的状況に陥ってしまっている中小零細企業の経営者は、反省の心を持ちながら、一度原点に回帰することが必要です。


今まで様々な問題や困難なことがありながらそれを乗り越えてきたのです。


しかし、今、破綻や倒産の危機に直面している原因はいろいろあり、それらが複合して危機を引き起こしているのではないでしょうか。


本来、経営改善しなければならないようなシグナルが出ていたにも拘わらず、その問題解決に取り組むことはせず、対応と対策を先送りしてきたことが悔やまれます。


今思い起こせば、あの時ああして置けば良かった、この時こうして置けば良かったと言っても、今更何も始まりません。


従業員が満足いく結果を出すことができなかったことが原因かもしれません。また、取引先からの無茶な価格要求が原因のなのかも知れませんが、何れにしても最終的には経営者である自分自身が一番の原因であったことは紛れもない事実なのですから、真摯に受け止めて反省するべきと言えます。


こうした姿勢で一度原点に立ち返り、会社を設立した当時の自分に戻ることができれば、会社再生や事業再生に向けて良いスタートを切ることができるようになります。


これからも貴方を応援してくれる人や、逆に見放して離れていく人がいるでしょう。


そうした時、本当に自分の味方として応援してくれていた人と、単なる金を儲けるために上辺だけお付き合いしていた人を見分けることができるチャンスでもある良い機会なのです。


苦しい時ほど心の支えになってくれたり支援してくれる人たちが、本当の仕事仲間なのではないでしょうか。


そういう仲間のためにも必ず再生再起してみせるという強い信念を持ち続けなければなりません。


そして、家族や従業員を大切にして真剣に取り組むことが人としての道義的責任です。


この責任感に徹するとき、行き詰まることなく十全に力を発揮できるのではないでしょうか。


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