資金繰りブログ

家族へ話すタイミング

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家族へ話すタイミング

経営が危機的状況に陥ると、多くの経営者は眠れない夜を過ごされるようになります。

不思議なもので、日中は周りに従業員や取引先などの関係者がいるので気もまぎれるのだと思うのですが、夜になると急に妄想怪獣が現れて頭の中で暴れまくり襲い掛かってくるので、熟睡できない日々をを過ごす方が少なくありません。

それでも朝になれば出社しなければならないので職場へ向かうのですが、夜寝ていないので日中睡魔に襲われることは日常茶飯事に起こります。

その睡魔に襲われながらも、頭の中ではお金お金と常に資金繰りのことが脳裏から離れないだけでなく、経営破綻や倒産、破産の恐怖が付きまとっていることから、おかしな言動をすることも見られるようになります。

自分自身ではいつもと変わらぬ状態だと思っていても、傍から見れば普通ではないと見えるし、常に生活を共にしている家族ならもっとおかしいと思うのは説明するまでもありません。

経営者の方は、何とかこの窮地を切り抜けようと粉骨砕身して働かれるのですが、多くはその想いが結果として表れず、努力が報われないことが珍しくないのです。

そして、もうどうすることもできないと腹を括ったときに始めて家族へ打ち明けることになります。

経営者の方が何よりも一番辛いことは、家族に心配や迷惑をかけるということです。

できることなら話をしないで解決させたいと頑張るのですが、多くは行き着くところまで行き着いてから話をしなければならない状況で打ち明けることになるため、何も知らなかった家族の人たちは、行き成りどん底へ突き落されたような不安を覚えるようになるのです。

確かに倒産や破産になるかも知れないなどとは口が裂けても言えるような話ではないので、打ち明けるには非常に勇気がいることでしょう。

また、打ち明けられた家族も大きな不安に駆られることになるので、なんでこうなる前にもっと早く相談をしてくれなかったんだとなるでしょう。

しかし、債権債務問題においては、隠しきれるものではないので、家族には包み隠さず話をしなければなりません。

但し、大事なことは、もうどうすることもできなくなった状態で話をするのではなく、事業再生に向けた準備や対策を見据えた状態にて話をするべきです。

今は大変な状況にあるけれど、これから事業を再生させて健全経営ができるようにするので、安心していて大丈夫だと前置きをして伝えることができるならば、きっと家族の不安も小さくなるはずです。

それには、経営改善に向けて一日も早く取り組むことが必要不可欠です。

何事かを成そうという時に、進んでその事を言い出さないとか、行動に移さないことは責任から逃げたいと思っているか、その問題に関わりたくないと思っているかということです。

強い覚悟がない限り、自分や家族、従業員の生活が維持できなくなってしまう可能性が高いと言えるでしょう。

 


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