資金繰りブログ

プロの債権回収

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プロの債権回収

ノンバンクの債権回収担当者やサービサーなどは債権回収するうえでのプロ中のプロです。

金融機関から債権譲渡を受けたサービサーなどの回収担当者は、先ず始めに支払いする能力があるか否かと支払う意思があるかどうかを確認します。

中小零細企業の経営者においては、借りたお金は何としてでも必ず返さなければならないと必死に返済する人もいれば、サービサーへ債権譲渡されても端から支払う意思がまったくない経営者もおられるのです。

支払い能力とは、債務の支払いをすることができる能力があるとか、財力があるかどうかということなのですが、そもそもそんな能力があるならば債権譲渡などをされることはないので、その企業や経営者には能力がないことが当然のことかも知れません。

しかし、表向きは資産といえるようなものは無いように見えたとしても、どこかに隠されていたり将来的に資産が増える状況を見つけることができれば回収する可能性があることになります。

また、企業や経営者本人にその能力が無かったとしても、その親や兄弟などの親族が支払いしてくれたり連帯保証人となってくれるなど、代わりに支払いしてくれることもあるので、支払義務のない人であっても人間関係から協力者を促す手段をとったりすることも珍しくありません。

こういうケースの場合は、本来、商取引であることから該当しないことなのですが、債権者はとかく道義的責任とか道徳的責任などということ主張してくることがあります。

本来、道義的責任ということは、借りたものは返すことは当然のことだということなのですが、それは借りた会社やその連帯保証人である経営者に対していうべきことであるので、関係の無い親族が支払いしなければならないという道理はありません。

プロの交渉術とは、非常に高度な心理を計算されたものです。昔は恫喝や脅しが普通に行われていた時代もありましたが、今は厳しい法律が作られているため極端な回収は行われなくなりました。

今の交渉術とは、先ず始めに各種資料の提出を求めます。そして次にひたすらコミュニケーションを取るようになります。

最初のうちは平身低頭、人を威圧したり脅かすようなことはせず、何とか自主的に支払いしてもらうよう促してくるのです。

それでも支払いに応じない場合は、心理的に圧力を掛けてみたり裁判を提起するなどと恐怖心を与えたりしながらアメとムチを使い分けて回収を図ります。

このように不安や恐怖を覚えさせることで心理的圧力を掛けて回収を試みることがプロの回収手段ですが、最終的には法的手続きを取る以外は為す術がないので、結果として債務者から自発的に支払いして貰わざるを得ないということは言うまでもありません。

究極は、この人には何としてでも支払いしなければならないと思い込ませることができるノウハウや技術を持ち合わせていることがプロだと言えます。


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