最悪でも何とかなる
平成や令和のような豊かな時代になっても借金債務問題は無くなることがありません。
そして残念なことに、未だに経営者やその家族の夜逃げや自殺者が後を絶たないのです。
確かに、借りたお金を返すことができないということは簡単な問題ではないのですが、人の命を絶つということから比較すれば、借金なんで大したことが無いという程度のことなのではないでしょうか。
近年においては、債務に関する解決方法はさまざまあり、例え借金や債務の支払いで困難な状況にあったとしても、必ず何とかなる方法は見つかるはずです。
経営危機になられている経営者の方は、毎日、毎日、頭の中で考えていることは、どうやって借入金の返済をしようか、どうしたら債務の支払いする資金を借りられるだろうか、等々、資金繰りのことでいっぱいいっぱいなのではないでしょうか。
家族のこと、従業員のこと、新規受注のことなど、身近なことも頭の中が真っ白な状態で、目の前のことすら見えなくなっているかも知れません。
もし、そのような状況に陥っているとするならば、その原因は自分自身にたくさんの選択肢があるということの知識が無いからです。
どんな状況であったとしても、どんなに最悪な状態であったとしても、必ず何とかなる方法や道があるはずです。
但し、その選択肢や方法、道に進むことの障害となる経営者の見栄や体裁、格好付け、メンツ、過去の栄光、そして恥をかきたくないという拘りやプライド、意味不明な意地、そして、あれもこれも失いたくないという欲深い執着などを捨て去ることが必須です。
これらを完全に捨て去ることができれば、再生再起できる可能性は格段に高くなるのです。
誤解や偏見から激しい誹謗中傷にさらされることがあるかも知れません。人間関係に亀裂が入るかも知れません。
最悪の場合、その挫折があまりにも衝撃的過ぎるために、自分自身の人生は二度と正常な状態に戻せるかどうかも確かではなくなる時さえあるかも知れません。
しかし、私たちは皆一様に心騒がすような不安の原因となる挫折や運命の逆転のような出来事に直面するものなのです。
ですが、仕事は不安なままでも自分で自分を諦めない限り、もっとできることがあるのではないかと気付き、行動に移すことができれば少しずつでも未来は変わっていきます。
会社を再生再起させるためには、今、何をするべきなのかを知り、粘り強く頑張ることが大切なのではないでしょうか。