資金繰りブログ

「廃業支援」広がる

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「廃業支援」広がる

先日の日経新聞に掲載されていたので既にご存じの方もおられると思いますが、中小企業の廃業支援が広がっているとのこと。

経営者が高齢となり後継者問題で悩まれていたり、事業そのものに未来の展望が描けない中小企業の廃業を支援するサービスが相次ぎ登場しているそうです。

事業承継を目的としたM&Aも増加し、廃業に必要な資金を融資する制度も整いつつあるのです。

昔はM&Aというと大手企業の買収などが一般的でしたが、昨今では、中小企業のM&Aも売り手と買い手の情報サイトなどが次々出来てきているので、かなり活況になっています。

表面的な目的としては、中小企業の再チャレンジと新陳代謝を促すことなのですが、実際には債務超過に陥っている企業で、かつ、廃業して終わりにする企業に廃業支援の融資をするなどということは当然にあり得ないことなので、あくまでも「資産超過」である企業が対象となるため、現実的には簡単に廃業もできないということになります。

それでも中には優秀な技術も持っていたり、知的財産や優良な顧客財産などがある企業であれば債務超過であってもファンドなどが譲り受けたりすることはあるのですが、実際には極僅かな企業だけしか成功していなことも事実です。

もし、現在、債務超過になっておらず、未来の展望が描けないということで廃業を考えているのであるならば、債務超過に陥る前に今直ぐに廃業をされた方が良いかも知れません。

しかし、既に債務超過となっているのであるならば、廃業するには債務をゼロにせざるを得ないので、単純に「やーめた」という訳には行きません。

結果として、どうすることもできない八方塞の状態となるのですが、今は経営危機を打開する可能性の扉を開く鍵はいろいろあるのです。

今、大切なことは、生活の糧まで失われるようなことになる前に、現状の突破口を開くことなのではないでしょうか。


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