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人生の羅針盤

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人生の羅針盤

今の時代では方位を確認するにはレーダーなどを用いられているようですが、昔から船舶や航空機が方位や進路を測る機器として羅針盤が使われていました。

休日などの行くあてのないドライブなどでは、目的地も決めず、ひたすら気の向くままに走り続けることもあるかと思いますが、多くは何らかの目的があり、行く先を決めて向かっているはずです。

では、自分の人生や企業の経営についてはいかがでしょうか。

経営者の人生と経営を考察してみると、人生では原野を開拓していく開拓者であり、自分の人生は自分で切り開き耕しています。

経営では志や展望ともいえるビジョンを持ち、使命や存在意義であるミッションを明確にする。そしてそれを達成させるための戦略や計画のストラテジーを定めて事業を始められたのではないでしょうか。

人生や企業の経営も、目的や進むべき方向を決めずに、ただ何となく日々を過ごされていることはないと思います。

やはり、会社と共に成長して行くことを使命の舞台と定め、誠実な人柄と真面目過ぎるほどの責任感を持って粘り強く頑張られているのです。

希望に満ち溢れて起業し始めた頃は、大きな目的に向かって羅針盤を基に謙虚な気持ちで前進・成長してきたのですが、航海の途中、燃料が残り少なくなり、風を受ける帆までも機能しなくなっている。そして羅針盤を見る余裕すらなくなっています。

本来であるならば、当初の目的地に向かって羅針盤の示す方向へ進むべきなのですが、進み続けることに拘り、羅針盤と違う大海原へと方向の舵を切っているのです。

希望の大前進を担い立つ主役は経営者である社長なのですが、大いなる夢を実現するためには無謀な挑戦をするべきではありません。

今、大事なことは、残り少ない燃料を使って一度港に戻るべきなのです。

港に戻れば燃料の補給ができる可能性があり、傷んだ船の修理や帆の修理もできるはずです。

そして万全な体制になってから、再度、羅針盤の示す方向へ進まれるべきなのではないでしょうか。

目的地に着く前に、燃料が切れては元も子もなく、乗船している従業員という乗組員まで漂流することになってしまいます。

これだけは絶対に避ける必要があります。

新たな可能性を追い続けるのであるならば、一度原点に戻る勇気も必要なのかも知れません。


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