進退これ谷まる

2019.10.04

進退これ谷まる

進退これ谷まる という言葉があります。

これは、前進も後退もできないような状態に陥ることを言います。

経営危機になられている中小零細企業においては、100社あれば100社の諸事情が異なります。

通常返済が困難な状態となり、リスケジュールをお願いしようかと悩まれている企業。

金融機関からリスケジュールの延長はできないと見放されて悩まれている企業。

メインバンクから融資を断られて悩まれている企業。

などなど、挙げて行けば限が無くあると思いますが、日々、資金繰りで悩まれている経営者は少なくありません。

それでも様々な対策により事業を継続できているのであれば良いのですが、金融機関からの融資は断られ、個人での借り入れもできないような状態に陥ると「進退これ谷まる」という状況になります。

このような窮地に追い込まれると、普通の人間であればその場から逃げ出したくなるのではないでしょうか。

あれこれ頭の中で考えても何ら解決する糸口は見えず、不安と焦りが募るばかりで頭の中は真っ白な状態となるもの当たり前のことかも知れません。

精神的に弱い社長などは、体調を崩したり病気になってしまわれる方も少なくありません。

また、頑張ろうという気持ちよりも襲い掛かってくる大きな不安が勝ってしまい、会社を再生させて事業継続を維持するという気持ちを失ってしまう経営者も少なくないのかも知れません。

そして、よくある傾向としては、本業が手に付かず疎かにしてしまうことや、物事への理解と判断ができなくなってしまうことです。  「焦りと不安と緊張で頭の中が真っ白な状態」

しかし、そんな状況においても、逃げずに経営改善に取り組みされる方も少なくありません。

やはり大切なことは、大きなプレッシャーに負けず、腹をくくって頑張り続けることなのではないでしょうか。

弱気になって諦めてしまうことはいつでもできます。

今は、多くの関係者に迷惑を掛けないように頑張ることが経営者としての責務なのではないでしょうか。