資金繰りブログ

最も苦労している人に光を

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最も苦労している人に光を


世界にも類を見ない勤勉な人種である日本人。


その中でも中小零細企業の経営者は、雇用されているサラリーマンでは想像できないほど責任を背負い、勤勉でご苦労されているのではないでしょうか。


如何なる状況においても、会社を存続させていかなければならず、儲かろうが赤字であろうが、従業員の給与は必ず支払いしなければなりません。


また、資金が足らなければ資金調達をしたり、借り入れができなければ個人の資産を切り崩してまでも支払いに充てるのです。


そして、土日や祝日などものんびり休んでいる訳には行かず、休日返上で仕事に奔走されている経営者は少なくありません。


飲食店などの店舗を経営されている経営者などでは、従業員の給与を上げるために営業時間を延長しているなどの話を聞くことも珍しくありません。


このように、あらゆる業種の経営者がさまざまな努力をされているのです。


しかし、一生懸命努力をされている経営者の中には、どうしても資金が不足してしまうことから抜け出せない会社も存在します。


そこでどうするかということになるのですが、従業員の給与や取引先の支払いを少し待ってくださいとはプライドが許しませんし、口が裂けても言えないので、社長は一人で孤独に悶々と悩まれることになります。


そして、新たな借り入れをして支払いに充てるようになることは、言わずと知れた対策方法なのかも知れません。


確かに資金が足らなければ資金を調達することは悪いことではありません。


但し、その資金の使い道はしっかり留意して活用する必要があるのではないでしょうか。


即ち、単純に支払いする資金が不足するからという理由で支払いに充てるのか。


それとも倒産を一時的に回避するための延命処置費用として使用するのか。


会社を再生させるための未来への投資として使用するのかなど、


その使用目的によって、生きたお金になるのか、死に銭となってしまうのかは大きく異なることになるでしょう。


もし、何の目的もなく単純に足らないからと言って借りるお金であるとするならば、無駄なお金になってしまう可能性があるので借りるべきではありません。


また、返済可能な計画が確立されているか、返せる充てがあって借りるのであれば良いのですが、返済できるかどうかも分からない状態においての借り入れは、新たな被害者をつくることに繋がりますので絶対に借りるべきではないと言えます。


経営者としては、非常に苦しく困難な状況にあることと思いますが、何とか周りで支援をして光を当てることができれば、経営改善できる可能性が高まると思うのです。


それには、経営者の対応と進むべき道次第で決まるのではないでしょうか。


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