資金繰りブログ

一人ぼっちで悩まない

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一人ぼっちで悩まない

日々、経営を行なっている中で業績が良いときには毎日のように取引をお願いしますなどと業者が挨拶に訪れます。

 

また、取引の無い金融機関の地域担当者なども訪問してきて、新規融資の話を持ち込んでもきます。

 

周りには従業員もいるし、地域では商工会議所や青年会議所、町のイベントなど交流の集まりなどで、大勢の人達との関わりもあります。

 

しかし、そのように大勢の人達が経営者の下に集まってくるのですが、いざ業績が悪化して来ると、その活気あったものが急変してきます。

 

今まで毎日のように訪問して来た業者もピタリと来なくなり、金融機関の地域担当者も姿を見せなくなります。

 

唯一、与信をおこなっていない企業の担当者がたまに営業に訪れる程度となる。

 

こういう状況になってくると、不思議と会社の社内においても活気が失われていることが多いです。

 

このようなことが負のスパイラルとでも言うのでしょうか。

 

たまに下請業者へ電話をしても何故か素っ気無い感じの対応で、今、他社の仕事で忙しいと相手にされていない
感じを覚える。

 

あんなにたくさん仕事を発注してあげたのに何てヤツだ。

 

また、今までメインバンクとして取引していた金融機関の担当者が代わり、今度は金融機関から呼び出されるようになる。

 

仕入先に注文をしても、今までは納期を早めてもらうことができたのに、今は納期の連絡さえも入って来ず、こちらから何度も催促をしてやっと納品される始末だ。

 

そうこうしているうちに、会社のエースであった社員が退職していく。

 

次に、経理を任せていた社員も退職を希望してくるようになる。

 

今、残っている社員は優秀と言える者は残っておらず、どちらかと言えば良い人材がいれば辞めて欲しいと思うような奴らばかり。

 

そして家に帰れば家族がいるのですが、危機的状況にある旨を話せば心配を掛けることになるし、仮に話をしたとしても仕事のことを知らないので解決にもならない。

 

そこで顧問税理士に相談をしてみるけれど、取り合えず取引先を増やすなどで売上を上げていくしか方法はないだろうという。

 

そりゃ~そうだろうけど、そんな簡単に売上なんか上がる訳が無いことは自分が一番分かっていることなので、
ああ、やっぱり相談しても無駄だったかと再認識するのです。

 

そうこうしているうちに、業績は良くなるどころか落ち込んだまま変わらないか、または、どちらかと言うと更に落ち込んでいるかも知れない。

 

兎に角、資金が常に不足しているのでそれを補うために借金を重ねるしか方法が無いという状況になっている。

 

そこで再認識するのです。  経営者は孤独だということに・・・・・・・

 

経営者には本気で親身に相談に乗ってくれるパートナーはいません。

 

ですから普段は一人で悩み考えるしか無いのですが、経営危機に関しては一人で悩み解決しようとすることは絶対に行わない方が良いと言えるでしょう。

 

絶対です。

 

クドイようですが、経営危機に関して一人で悩み解決しようとしてはダメですよ。

 

貴方は如何なる危機的状況にあったとしても、間違った解決の方法へ進まないでください。

 

何故ならば貴方には将来があるし、家族もあります。そして更に社員もいるのですから・・・・・・

 

そのようなことから、今の貴方は本業についてはプロ中のプロですが、借金問題や事業再生及び知識、金融システム、法律などに関する知識が殆どありませんので、一人で悩まず専門家をパートナーにして前進してください。

 

貴方さえ諦めなければ、必ず事業再生は果たせるはずです。


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