日頃、事業を行なっていると、資金不足になった時には金融機関から借りればいいという習慣になっていることが多くあります。
金融機関も資金が必要なときは、是非お借入くださいというスタンスなので、つい、思わず借りてしまう習慣になってしまうのでしょう。
業績が右肩上がりで順調なときはそれでも良いのですが、逆に悪化している状況では、借入したくても借りられないということになりますので、そんなこともあるというリスク管理も必要です。
ですが、分かっていながらいざ行なおうと思っても中々出来ないですよね。
これが経営に行き詰ってしまい、追加融資も受けることが出来ない状態になり、破綻するようなことになったときはどうでしょうか。
こういう危機になったときに内部留保しておけば良かったとなるはずです。
そのようなことから内部留保ができる余裕があるうちに、しっかり行なっておきましょう。
また経営が困難な状況になられている経営者の方で、これから事業再生を行なうときには、無駄な出費は一切せずに、内部留保に努めなければなりません。
当面、金融機関からの融資が難しいので、内部に貯めたお金を運転資金として使う必要があるからです。
一度、固定費などで無駄と思えるような出費が無いか調べてみてください。
たとえ5千円でも1万円でも、毎月の無駄であれば出費を止めてください。
今からでも遅くありません。
内部留保をしっかり行なっていきましょう。