資金繰りブログ

死に銭を使わず・生きた金を使う

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日本の会社には幾つかの種類がありますが、その多くは株式会社です。

 

株式会社だけではありませんが、一般的には事業を行なおうとする会社は出資金を集め、その集めた資金を元にして利益を求め事業を行っていきます。

 

そして企業には経営者がおり、常に状況を判断しながら舵取りを行ないます。

 

経営者が右と言えば右へ舵を切り、左と言えば左へ舵を切る。

 

そして、ここで大きく儲けられると判断したならば、大金を注ぎ込んでたくさんの獲物という利益を得るためにお金を使ったりします。

 

こうして利益という獲物を追い求めている訳ですが、事業を行なう上で必要な資金があるうちは、イケイケどんどん潤沢にある資金を利用できるのですが、もし、資金が乏しくなってきた時には今までのようには行かなくなります。

 

では、どうすれば良いのかということですが、事業を行なって行くために必要なものを優先しなければなりません。

 

例えば魚を獲る漁業とするならば、網が無ければ魚は獲れませんし、船に燃料を入れなければ沖の魚場へ行くことができない。

 

釣りで獲るならば餌を買わなければ釣りにならないので、その餌代も必要だ。

 

このように考えていけば自ずと優先順位が見えてきますよね。

 

これらの費用は漁をするためには絶対に無くてはならないものなので、優先順位としては上位になり、生きたお金としての使い方です。

 

では、死に銭とはどういうものなのでようか。

 

それは、借金を返すために次から次へと借金を繰り返して支払いしなければならなくなった多額の金利です。

 

勿論、経営や事業に必要不可欠なことで借り入れした金利の支払いであれば死に銭ではありませんが、事業を継続していくことが困難な状況で生活費にも事欠くことで借金を重ねた支払いであるならば、


その金利の支払いは利益を生むために必要な支払いではないので、死に銭なのではないでしょうか。

お金がないからとにかく借りて何とかするという考え方は、自分で自分の首を絞めることとなる可能性が高いので、借金を返すために更なる借金をして返済するという行為は止めるべきと言えます。

必ず生きたお金を使いましょう。


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