経営者の方が持参された書類の中に事業計画書がありました。
その事業計画書を見たときに、何のために作成したのか直ぐに分かりましたが、
一応聞いてみたのです。
すると、リスケを繰り返し延長しており5回目の延長になるので金融機関から今後の事業
計画書を作成して持ってくるように求められたとのこと。
そして顧問税理士と共にその事業計画書を持参し、説明をしに行ってきたという話でした。
そこで更に経営者に聞いてみたのです。
この5ヵ年計画の事業計画書通りにできるのでしょうか。
すると、いいえ、できません。
では、なぜ、出来ない事業計画書を作成したのですか。
それは、売上利益が上がり業績が上向いていく経営計画書を出さないとリスケを
延長してもらえないからです。
皆さんはこれを聞いて、どのように思われますでしょうか。
何の根拠も無く達成できない計画書を作成し、金融機関から要望された資料を提出する。
そしてリスケを延長してもらう。
果たして、これで業績が上向いていくのでしょうか。
金融機関は、端から出来もしない計画書を作らせて本部に稟議を図る資料として作成させているのだと思いますが、
これでは中小零細企業を再生させる手助けになっていないと思います。
近年では、極僅かですが業績の悪化している企業においても金融機関から融資が行われて
いることがあるようです。
がしかし、実際には特殊な技術があったり特許を持っていたりなど、かなり条件は厳しい
ようなのでなかなか難しいことのようです。
このようなことから、無意味なことを時間と労力を掛けて行なっていることは無駄でしか
ありませんので、そんな時間があるならば本業に当てた方が良いように思います。
改善しない業績が続くなかで、何の対策もなくリスケなど行なっていても単に延命化して
いるだけのことなので、
もし貴方の会社が同様な状態であるならば、考え方と行動を再考する必要があるのでは
ないでしょうか。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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