普段、友人との約束では遊びに行く約束をしたり、お酒を飲みに行く約束をしたり、
旅行などの約束も有るかと思います。
また、今月はお金を使い過ぎてピンチなので、生活費を少し貸して貰う約束をしている
方もおられるかも知れません。
その約束をする手段は、電話であったり手紙であったりメールでの約束かも
知れませんが、
そのすべては契約です。
では、金融機関から借入をする契約と友人との約束は何が違うのでしょうか。
答えは何も違わないということです。
契約とは当事者同士で結ぶ約束を言います。
よって、どちらも当事者同士で結んだ約束事ということなので、特段変わりは
ありません。
日頃、友人と飲み会をする約束をしていたけど、急用が出来て行けなくなったことは
ありませんか?
また、ちょっと仕事の手伝いを頼まれていたけれど、都合が悪くなり手伝いに行けなく
なってしまったことはありませんか?
このように、あらゆる約束事を日常茶飯事にしている訳ですが、そのすべての約束が
守られていることはありませんよね。
それが普通なのです。
では、なぜ約束が守れないということが起るのでしょうか。
それは、その約束事よりも大事な用事できたり大事な物事を行なう為、その用事や物事を優先したからです。
中には急に気が変わったなどというケースも有るかも知れません。
これを金融機関からの借入という契約に置き換えてみても同じことが言えます。
契約時には毎月10万円ずつ返済する約束をしたけれど、順調だった経営が厳しい状況になったので、その10万円を仕入代金に充ててしまい払えなくなった。
これも約束が守れなくなったということ。
これは決して良いことではありませんが、仕方がありません。
借入をする時は大丈夫だと思っていたけれど、後に景気が悪くなり業績が悪化して
返せなくなるなどという予測などは冒頭から出来る訳がなく、
そんなことは神ぞ知るというようなことではありませんか。
ですから、絶対などということは有り得ないことなのです。
それでも、なるほどと思いながらも違和感を覚えているという方がおられるかも
知れません。
それは何故かというと、日本人は幼少の頃から借りたものは必ず返さなければならない
と教えられてきたからです。
特にお金となると特別な扱い感覚となり、お金を返さないことは罪悪人というイメージが植えつけられているから。
しかし、それは貴方が勝手に思い込んで決め付けている固定観念であり、金融システムと法律の知識、知恵が無いから違和感を覚えるということに尽きるのかも知れません。
そのようなことから、金融機関と約束した借入についても守れなくなることは企業に
とっては少なくないのです。
守れなくなったら守れなくなった場合の内容が契約書に記載されているので、
それに準じて事を進めれば良いということになります。
あくまでも契約事であり、契約が守れないことは犯罪ではありません。
特別なことでは無いということを知ってください。
但し、ここでお伝えしていることは返せなくなってしまったから返さなくてももよいと
言っている訳ではありませんので勘違いされないようにしてください。
借り入れした資金は返さなければなりません。
踏み倒すことや逃げることも行うべきではありません。
要するに、ここで認識していただきたいことは、出来なくなってしまったことに対して
更なる借り入れを増やすことで貸し手側の犠牲者を出すようなことはするべきではないということと、
出来ないことに対しては、素直にできなくなってしまったことを認めて金融機関へ相談
をした方が良いということです。
そして協力を得て経営改善に取り組みされた方が良い結果に結び付くと思うのです。
借入金の返済が困難な状態となられているのは貴方の会社だけでなく、日本の中小零細企業では非常に多く存在しています。
ですから自信を無くさずこれから挽回でできるよう、しっかり事業の取り組まれてみてはいかがでしょうか。
為せば成るはずです。
黒字企業に軌道修正できるだけの知識と経験を持ち合わせているのですから、諦めず、ブレず、弱音を吐かずにしっかり事業を行われれば、
きっと貴方が望むような企業に変えることができるのではないでしょうか。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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