決断力に欠ける経営者は上手く行かない。
これは事業再生に限らず通常の経営についても同様ですが、特に中小零細企業の経営者は決断力が必要です。
何故ならば、大手企業と違い業務全般から会社の方向性に至るまで、あらゆる決断を自分自身で行なわなければならないからです。
右に進むのか、左に進むのか、真っ直ぐ進むのかを判断し、最終決断と舵取りを誤れば自らの会社を沈没させることになるので、
常に崖っぷちに立たされながら決断をしています。
そのようなことから失敗が許されないという思いで慎重となり、石橋を叩いて渡るようなことをする場合もあることでしょう。
しかし、物事には時間という制約やベストなタイミングというものがあり、時間を掛けてじっくりという事ができない場合も多くあります。
よって多くの経営者は、長年培ってきた経験と感、そしてインスピレーションなる直感からのひらめきと瞬間的に浮かぶ思いつきにより、
即決することも多々あるのです。
即ち、正しい方向を体や肌で感じ取るということなのでしょう。
しかし、残念なことに借金でつまづいてしまった経営者の中には、もうこれ以上失敗は出来ないという思いで、
事業再生を行なうべきか否かで悩み、自らブレーキを掛けてしまう方がおります。
事業再生を一度やると決めたにも関わらず、途中で躊躇してしまいアクセルとブレーキを同時に踏み込むため、
進みながら止まるというように中途半端な状態になる。
これは絶対によくありません。
やるなら最後まで徹底的にやる。
やらないなら何が何でも絶対に現状でしっかり利益を出して借入金と債務を全額完済するということに徹する。
これは前に進むのか後ろに戻るのかという方向が間逆になります。
自分自身がブレると双方が作用し、途中で中途半端に止まることになってしまいますので、こういう経営者の方は失敗する可能性が高くなります。
最終的には経営者本人が事業を行なっていくことなので、進むべき道を決断できなければどうしようもありません。
決断力は大事なので、しっかり見極めて前に進まれてみてはいかがでしょうか。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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