借金を返済する資金が無いので、どうしたら良いでしょうか。
このままでは大変なことになってしまいます。 と言われる。
そこで、何が大変なことになるのですかと聞いてみると、借金の返済をしなければ代位弁済をされたり、裁判を起こされたり、
差押もされることになるので、マズイ状況になってしまうというのです。
そして債権者が自宅へ押しかけてきたり、近所中へ借金を返さないなどと言いふらされたりすると、もう、そこへは住んでいられなくなってしまうからだとも言われます。
しかし、それはテレビドラマの見過ぎです。
確かに何の対応も取っていなければ、最初のうちは債権者が自宅へ訪問してくることもありますが、
近所中に言いふらすなどというようなことは禁止されていますので通常は先ずありえません。
また、信用保証協会へ代位弁済されることで融資が受けられなくなると心配される方がいるのですが、
そもそも既に金融機関から見放されていますので、代位弁済が行なわれるか否かに関係なく、
端から融資など受けることはできなくなっているということだから、どうあれ結果は同じなのです。
また、民事で起こされる裁判は、過去に債権債務があったのかどうかの事実関係を確定する作業なので、これも結果は同じです。
勿論、債権者が債務名義を取ることによって強制執行という差押を行なうことができる権利を得ることになりますが、そもそも差押えられる資産が無ければ何も取られるものはありません。
また、自宅などの不動産があれば任意売却や競売によって回収されることになりますが、
借り入れをするときに不動産を担保として提供した時点で金融機関のものと言っても過言でない状態ですので、返済できなければ諦めざるを得ません。
このように恐ろしいというイメージがありますが、返済が滞れば契約通りの手続きを淡々粛々と進めていくだけなのです。
よって借金を返すことができなくなってしまっても、返したくても返せないのですからアタフタせず、じっくり腰を据えて対応されてはいかがですか。
でも、そうは言っても不安や恐怖心を何とかしたいですよね。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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