会社の経営者は、月末近くになってくると資金繰りで忙しくなります。
売上も順調でしっかり利益を確保できている時は、経理や事務員さんに支払手続きを依頼しておけば特段心配することはありませんが、
もし、資金が不足することになるのであれば話は異なります。
通常は、銀行や信用金庫などから長期で借入することが多くあることと思いますが、
既に借入枠がいっぱいになっているようであれば追加融資は難しいので、別な方法での借入を検討することになります。
もし、この資金不足が赤字補填の借金返済に充てるためという理由で借りるのであるならば、まったくもってよいことではありません。
銀行カードローンやキャッシングなどで一時的に借りたとしても、
また次月に資金が不足してしまうため、どんどん借金が増えていくことになります。
またよくある話ですが、金融関係から借入が難しくなってくると親や兄弟から借りるという方がおられます。
これも返す充てがある上での借金であるならば問題ありませんが、もし返す充てが無いのであれば、身内にも迷惑を掛ける可能性が高いので止めた方が良いですね。
多くの方は危機的状況になってしまったとしても会社を潰せない、社員を解雇できない、止めるに止められないという、
身動きが取れない状況に追い込まれてしまうので、目先に迫る支払いと借金返済に対して、どうしても何とか払おうと借金を重ね、その場を回避する方法を取ってしまいます。
それは何も知らず何も分からなければ当然と言えば当然な行動です。
何とかしなければならないという責任感や諦めないという強い思いなどがそういう行動を起こさせているのでしょう。
でも、言葉を変えればある意味現実の失敗を借金という形で逃げているということでもあります。
本来、経営者がやるべきことは、経営の立て直しをしてたくさん儲けられる企業にすることです。
ですがそのやるべきことを怠り、誰かから借金をして返済資金を補うことで一時的に問題を回避するということを繰り返している。
このようなことをしていれば、そのうち行き詰ることは目に見えていることなので、何時までも続くことではないことは分かる筈です。
ではこのようになってしまった経営者はどうすれば良いかということですが、
先ず、更なる借金をすることは止めるべきと言えます。
何故ならば、今の時点でも返せない借り入れがあるにも拘らず、更に借り入れを増やしても返せるはずが無いからです。
また、現状ではまともな経営を行なっていくことは恐らく困難であろうと思いますので、現状が変わらないまま突き進むことは止めて軌道修正、方向転換をして経営改善されるべきです。
そして、現状を変えて健全経営を始めるべきではないでしょうか。
今の貴方は絶望的かも知れませんが、そこから一歩踏み出せば明るい未来を開くことができる可能性が高まります。
なので絶対に諦めないでください。
それから自己破産などはしたらダメですよ。
先ずは、貴方が一歩踏み出すことが大事です。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
【永遠のテーマ】
『ピンチを預かり チャンスにして返す
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