数年前に80歳でエベレスト登頂を成功した方がいたことは、未だ記憶にありますが、大変な偉業をなされたと思います。
さて、今日は事業再生がエベレストの登山に類似していることから、例に上げてお伝えしたいと思います。
皆さんもエベレストの登山するときの話は耳にされたことはあると思いますが、エベレストに限らず、危険を伴う高い山に登る時には事前に計画を立てます。
エベレストのレベルになると、先ず、日本国内でさまざまなことを綿密に計画することになるでしょう。
例えば、いつ頃チャレンジするのかなど、一番天候が安定しているときを狙った計画を立てると思います。
そして、肝心な資金計画も立てる。
次に現地へ行き現地ガイドを雇い食料を確保する。
また、各必要装備品の準備も必要でしょう。
その準備が整ってから第1ベースキャンプへ登ることになります。
そして天気を見ながら体調も慣らしていく。
そして準備万端になれば第2キャンプを目指すことになります。
さて、貴方の会社が、同様、第2キャンプに居たとして、第3キャンプを目指す時に嵐に見舞われ、長期間ベースキャンプに滞在を余儀なくされてしまったとしましょう。
そうなると大人数で待機している間に食料は少なくなり、ベテランガイドの人件費も嵩んでくる。
しかし、嵐は一向に治まる気配がない。
この場合の判断をどうするかということになるのですが、ベースキャンプの滞在費は予算以上に掛かってしまっていて先が見えない、
食料や酸素などの消費量が予定外。
天候回復が何時になるか不明。
この状況下においても頑張って第3キャンプを目指すのか、それとも一度下山をして再度チャレンジするのか、判断をすることになると思うのです。
これを貴方の事業と経営判断に置き換えてみると、どうでしょうか。
今、貴方の会社は資金が尽きそうな状況になっており、この先業績がいつ改善するのかも分からず、だらだらと足踏みしている状態にある。
そして、金融機関へはリスケをしながら終わりの見えない金利の支払いがずっと続いている。
これはベースキャンプで足止めされて、嵐の真っ只中にいる状況と同じではないでしょうか。
多くの相談者の方はこの話をすると、一度勇気ある撤退をし下山して再チャレンジするという経営判断をされるのです。
誰しも志した登頂を目指したい気持ちはありますが、無謀なことをして途中で食料が尽きてしまったり、酸素が尽きてしまうアクシデントが発生すれば、
それこそ再チャレンジさえも出来なくなってしまう可能性があるので、一度引くことも大事だと気づき下山する判断をするのです。
事業再生を行なうということはこれと同じこと。
勿論、これで終わりにするのではなく、万全な体制と準備を整えて再度登頂にチャレンジを始めます。
一度下山するということは、資金不足の不安を抱えた登山とせず、かつ、食料や酸素などの必需品を万全にして望むということなので、
無理して登頂するよりは、良い条件で登ることができるので成功する確立は高まるはずです。
事業再生においては雁字搦めな借金だらけの状況を改めて、身軽な状態になって登頂を目指すことになるため経営が旨く軌道に乗りやすくなるのです。
こういうことから、頑なに意地を張って強引に突き進むのでは無く、万全な体制に立て直して取り組みする方が良いのではないでしょうか。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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