私は偏屈者では無くへそ曲がりでもありませんので言葉を捻じ曲げるつもりはありませんが、経営が危機的状況となられた経営者については、
金融機関の話をすべて信じる者が救われるとは限らないケースが時として多くあるのも
事実です。
ご相談者様でよくおられるのですが、この金融機関とは30年もの付き合いがあり、
支店長や担当者さんも良くしてくれているので、
私のところを簡単に見放すようなことはしないと思うのですが・・・
という方がおられます。
しかし、その考え方は改めた方が無難かも知れません。
経営者の方が30年間のお付き合いをしているということは分かるのですが、
金融機関からしてみれば、長い年月の取引があるので特別に扱うということにはならない
ことは基本的な対応姿勢だと言えます。
即ち、会社の決算内容が債務超過となっている企業には融資を行なうことはしませんし、危ないと思えば騙して貸し剥がしを行う場合もあるかも知れません。
また、支店長や担当者がいくら良い人であったとしても、組織の考え方は義理人情や
癒着の一切を否定したドライな考え方と行動をするよう規則がありますので、
長年の付き合いなどという考え方を持てないようになっています。
これは逆の立場になって考えてみればわかりますよね。
もし貴方が金融機関等のお金を貸す側の立場であったとするならば、どう見ても貸したら返って来ない可能性が高い企業には貸すのを躊躇すると思うのです。
ましてや、金融機関は一担当者や一支店長の思いや人情で融資を行うことはできない
システムになっているのですし、
信用保証協会や金融機関本部の決済をもらうとなれば、基本的には数字ありきの評価となりますので、債務超過が解消されない限りは追加融資をしてもらえないということになります。
では、なぜ借りる側の経営者は長年の付き合いがあるから大丈夫だというような
考え方をされるのしょうか。
それはきっと、昔の順風満帆な経営状態であったときの金融機関の対応が記憶として
定着しており、そのときのお付き合いが今も同様にあると思い込みたいから。
これって、その経営者の方の願望、要望、期待が自らの希望を叶えてくれるだろうと
いう勝手に思い込むための虚像となって作られたイメージでしかないはずです。
そのようなことなので、友人、知人からの借金とは違い企業同士の商取引での借金となるため、甘い考え方をせず、こちらも商売上の取引と割り切った対応をして行かなければなりません。
まさか、あの銀行から裏切られるなんて思っても見なかったという経営者が
たくさんおられます。
次は貴方の番かも知れませんので十分留意される必要があるかも知れません。
私たちは、全面的に経営者の力になります。
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