資金繰りブログ

経営革新計画って意味あるの・・・

  • LINEで送る

【経営革新計画って意味あるの・・・】

<ご注意>

経営革新計画の承認は、融資等の各種支援策の利用を保証するものではありません。

計画承認とは別に、利用を希望する支援策の実施機関への申込み、審査が必要となります。

経営革新計画の承認は、申請書に記載されている商品やサービスを承認するものではありません。

また、他企業及び一般個人に対して商取引を推薦するものではありません。

私も以前、経営革新計画で承認を得た事があります。

記憶が間違っていなければ、審査会に提出する資料を作成するため、認定支援機関へ35万円ほど支払いしたと思います。

これって、新規追加融資を保証してもらえる訳ではなく、かつ、何らかの特別な優遇を受けるものでもないため、メリットなど無いと思った記憶があります。


確かに、中小企業庁のホームぺージには政策金融公庫の特別利率による融資や信用保証の特例がある旨記載されていますが、それが約束されている訳ではありませんし、業績が悪ければそもそも融資を受けることができないのですから、経営危機の事業者には意味を成さないと思うのです。

結局のところ、健全経営をしている企業が融資を受ける時にメリットがあることになりますが、そういう企業は低金利でプロパー融資を受けるので、必要がないのではないでしょうか。

このように様々な支援制度がありますが、実際に生かして活用できるものは少なく、どちらかと
言えば、助かるのは認定支援機関などの商売として売り上げが立つ事業者だと思います。

ここからは私の勝手な主観ですが、要するに事業者にとってのメリットは、今の事業内容や計画を見直すきっかけとし、業績を改善することで経営環境を良くすることに繋がる。

こんな感じでしょうか。

ですから、言葉だけでイメージすると何となく特別な承認を得られるような感じを受けますが、対外的には大きく変わることはないというものです。

自分の会社を見つめ直すきっかけをつくる制度だと認識した方が良いかもしれません。


  • LINEで送る