資金繰りブログ

破産者マップで公表される・・・

  • LINEで送る

破産者マップで公表される・・・

2019年3月19日に破産者マップなるサイトが閉鎖したと聞いていましたが、新たに新破産者マップとなって復活しています。

これはグーグルマップ上に出ており、地図を拡大していくとピンが表示され、氏名や住所の個人情報が表示されるのです。

どこの誰が開設しているのかまったく分かりません。

悪質なのは、情報を削除して欲しければビットコインを支払えということ。

具体的にお伝えすると、ピンを削除するのに6万円、個人情報を削除するのに6万円となるので、すべて削除するには合計12万円を支払いしなければならないということです。

しかし、どうやら海外で運営されているようなので、問い合わせもできず、支払いをしたとしても本当に削除されるのかどうかの保証は得られません。

実際にグーグルマップで見てみましたが、こんなにも多くの人達が破産をしているのかとビックリしました。

私の住む4軒先の戸建て住宅に住まわれていた方が突然引っ越しされたことがあります。

その後、更地となり新たな住宅が建築されたのですが、そこにはしっかり情報が表示されていました。

想像ですが、きっと破産をして自宅不動産を取られてしまったのだと思います。

これでは世間のさらし者になってしまいますね。

経営危機陥ってしまった経営者が専門家に相談をすると、その多くは破産を勧められます。

その時には破産をしても近隣の人達や会社関係者、等々、誰も分からないと言われるのですが、実際には官報に掲載された時に情報を取られて公表されてしまうのでしょう。

確かに、そんなことは一切気にしない。借金と負債が無くなればいいんだと言われる方はそれでも良いかも知れません。

ですが、中小企業の経営者は自分一人だけの問題ではありませんし、サラリーマンと違い雇われて給与を得ていくことは難しい方が少なくありませんので、安易に自己破産などしてはならないのだと思います。

また、自己破産をするしか術がないというケースは殆どなく、多くの経営者は経営の危機を打開して破綻することもなく再生再起するスキームも確立されていることから、自分の人生を守る術を学ばれている方とそうでない方と大きな違いが出るのだといえます。

コロナ過で疲弊しているところへ経済が更なる悪化をしてきましたが、経営者として現状を正確に把握し、こらから先をしっかり見極めて行動することが大事です。

手段は様々にありますので、覚悟を持って向かい合ってください。


  • LINEで送る