様々な通知と債権回収
債権者は、債権を回収するためには様々な手段を取ってきます。
債権者には、日本政策金融公庫や信用保証協会を始め、銀行や信用金庫などの金融機関や債権譲渡を受けたサービサーが多いと思いますが、個人の借金などでは消費者金融などもあるかと思います。
金融関係などでは、先ず始めに返済が滞り期限の利益を喪失すると内容証明が届きます。
形式的なのですが、期限の利益喪失通知並びに催告書が送られて来るのです。
そして、信用保証協会付き融資であれば代位弁済を実施しますという内容が書かれた通知書が届きます。
プロパー融資であれば、サービサーへ債権譲渡したらその旨の通知が届きます。
次に、信用保証協会から代位弁済した旨の通知や、サービサーからも債権者が代わったので、サービサーへ支払いするよう促す通知も届くのです。
このように次から次へと通知が送られて来るので、慣れていない方はこれから何が起こるのだろうと恐怖心が増してくるでしょう。
内心は大丈夫だと思っていても、結構、精神的に堪えることがあるので、平常心でいられなくなっていることもあるのです。
精神的に不安定になってくると、食事を取る気にもならず夜は寝つきが悪くなったりもすることも珍しくありません。
以前のご相談者の方は、電話口で奥さんを怒鳴りつけていました。
自分自身では平常心でいるつもりでも、傍から見ると情緒不安定になっていることがあります。
情緒不安定になる原因としては、糖類などを多く摂取することも原因としてあるようですが、一番は不安が原因です。
このようなことが原因で、夫婦間や家族、社員などと揉めるようなことになっても良いことは何一つありませんので、深く考えず気を楽にして日々を過ごすようにされてみてはいかがでしょうか。
何通もの通知が届いても、不安に駆られることなく、親書が届いたなというぐらいな気構えでいられたら冷静な判断と対応を取れるでしょう。
不安があるということは、先が見えない、分からないということから起って来ることが多いようです。
特に恐怖心としてイメージすることは、テレビドラマなどで放映されている借金取りの言動ではないかと思います。
行き成りトラックで乗り付けて来て家財道具を勝手に持ち去ってしまうとか、家財に赤紙を貼れてしまうとか、ヤクザ者がやって来るとか、玄関先で金返せと大声で叫ばれるなど・・・
しかし、今はこのような行為は違法となりますので安心してください。
但し、しつこいサービサーなどは自宅へ来ることがありますが、これに対しては必ず応対しなければならないということではありませんので、嫌だと思えばインターホンごしに訪問は控えてくださいと伝えればいいです。
これからどのようになって行くのかが分かれば安心できると思いますので、早く不安を払拭させてしまいましょう。
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