ゴールが見えなくなった経営者
中小零細企業経営者の皆様は、非常に人間味のある立派な方が大変多くおられます。
良い意味での野心家であり、情熱や行動力は人並み外れ、仕事に関しては人一倍の努力家でもあります。
自らの休みなどはまともにとらず、明けても暮れても仕事仕事で家族のため、従業員のために粉骨砕身頑張っておられます。
しかし、そのような経営者の方でも時代の流れや社会情勢などにより、事業が旨く行かなくなってしまうことがあります。
ですが、何とか挽回して盛り返そうと必死になって頑張るのです。
経営が順調の時は、経営者の方と話をすると皆さん本業について熱く語られるのですが、いざ資金繰りが苦しくなってきたりリスケを繰り返しているような状況になってくると様相が少し変わってきます。
そして、本当に危機的状況になってくると、多くの経営者は創業当時と違って本来の目標が見えなくなっており、
いつしか目指すゴールが借金完済へとなって行くことが珍しくありません。
それでも完済できる道が見えているうちは良いのですが、更に悪化してくると借金完済というゴールすら見えなくなってしまうのです。
前進するどころか止まることもできない。
前に進めど、進めど、まったくゴールが見えなくなっているのです。
もし、貴方がこのようにゴールが見えない状況に陥っているのであれば、この状態で見えないまま突き進んでは行けません。
このまま突き進めば再生再起の道は閉ざされて、行き着く先は倒産という最悪の事態になってしまう可能性が高いです。
持続可能な経営の実現のために、目標達成への具体的な取り組みを進めることが大切です。
明日の自分を見つめなおして、自らの目指すゴールに向けて歩を進めた方が良いのではないでしょうか。