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中小零細企業の経営・今年はどうなるのか

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中小零細企業の経営・今年はどうなるのか

年々、お正月感が薄れてきているように感じるのは私だけでしょうか。

個人的には、何となく年末になり、何となく年が明けたというような感じがしているのですが、皆様はどんな年始を迎えられましたか。

岸田総理大臣が企業に賃上げの要望を出したと報道されています。

大手企業では前向きに取り組みするところもあるようです。

しかし、多くの中小零細企業においては、現状、賃上げどころの話ではなく、原材料高、物価高、ガソリンの高騰、人件費増やゼロゼロ融資の返済等により経営を圧迫されていることから現実的ではないのではないでしょうか。

コロナウイルスの影響により、売上げが激減してしまった中小零細企業も少なくありませんが、
回復しつつはあるとしても、厳しい状況は続くと思います。

国が対策を緩和したことから人流は増えました。

これで経済が活発化して景気が良くなるのでしょうか。

しかし、様々な環境を確認していくと、思っているほど簡単なものではないことに気づかれると思います。

どちらかと言えば、景気が回復して儲けられる環境になるどころか、逆にますます悪化してしま
うのではないかと思わせるほど悪い要因がたくさんあるのです。

多くの専門家が以前からコメントしていましたが、コロナが終息した後は好転するということで
はなく、コロナが終息してから本格的な不況が始まるとの話です。

理由は様々あることと思いますが、一番の要因、原因となるものがゼロゼロ融資を含めた過剰な
借入金の返済が始まり大きな負担となることです。

今までは、国が中小企業に手厚い支援を施してきました。しかし、政府の方針が大きく転換され、自力で再生できない中小零細企業に対して支援をするべきではないということになりました。

即ち、融資を受けた資金を使ってしか生き残れない企業は消滅してしまった方がいいということ
です。

結果として、追加で新規融資を出してもらうことができなくなってしまう可能性が高くなったと
いうことなのです。

多くの中小企業の経営者は、経営を維持するため徹底的な経営改善に取り組みされてきたことだ
と思います。

一部の企業では、その経営改善が功を成し利益を増大させることができましたが、多くの中小企業は売上増、利益増の拡大が実現できないでいます。

そこで、これからどのようにしていけば良いかということになりますが、世界的な経済環境の悪化
を一事業者の努力ではどうすることもできないので、その悪化した環境で経営を維持することが
できる方法を取っていくことが大事だと言えます。

それには、まず、今の自社の経営状況や財務状況、等々、現状を正確に把握することが必須です。

そして絶対に倒産しない術や対策を取っていくことが大事。

頑張っても、頑張っても、一向に増えない売上げを増やすことだけに気が取られていては問題の
解決はできません。

穴の空いたバケツに水を足し続けても、こぼれ出ていく水の方が多ければ、いつか水は空っぽに
なります。

これではいつか終わります。

空っぽになってしまってからはどうすることもできないので、もし、出ていく水の方が多い状態
になってしまわれているとするからば、直ぐにでも適切な対策対応を取る必要があります。


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