経営者応援ブログ

テイクアウト事業だけでは生き残れない・・・

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テイクアウト事業では生き残れない・・・

今や、あらゆる飲食店においては、どこもかしこもテイクアウトができますという宣伝を目にします。

一時、問題を起こして閑古鳥が鳴いていたマクドナルドでは、土日祝日の昼時には敷地内からはみ出るほどドライブスルーで商品を求める人達が押し寄せて混雑しています。

その他、大手ファミレスなどもテイクアウトに力を入れていますが、先日、とある店の前を通りがかったたらステーキ屋さんもテイクアウトをしていますと看板を出していましたので少し驚きました。

確かに店で調理した物を持ち帰れることは有難いと思うのですが、自宅に持ち帰ったときに美味しくいただけるのかと言うと非常に疑問です。

地域によっても食指方が異なるかと思いますが、一般的には鉄板の上に乗ってジュージューと音がしながら熱々のステーキを食べることが多いと思いますので、冷めて固くなってしまい油が固まったステーキは食欲がそそらないような気がします。

他、ステーキだけに限りませんが、多くの料理は作りたてから時間が経てば経つほど美味しくいただくことが難しくなりますので、クオリティー低下にならずに美味しく食べられる工夫が必要なのかも知れません。

そのようなことで、多くの企業は現状を何とか打開しようと必死に頭を捻りながら創意工夫しておられます。

しかし、それだけで順風満帆な経営ができるのでしょうか。

現在、多くのコンサルタント同士で成されている会話は、これから半年後から1年後あたりには経営破綻する企業が激増するだろうということなのです。

そのようなことから、緊急融資を受けて資金繰りが安定しているといっても、収入より支出が上回るような経営を続けられている事業者は、1年後ぐらいからは借入金の返済ができないという状況に追い込まれてしまう可能性が少なくありません。

よって、もし、赤字体質から脱却できず、ズルズルと借り入れた資金を食い潰しているとするならば、何れ資金を使い果たしてしまいますので、手持ち資金に余裕があるうちに健全経営できるような体制を構築して置かなければなりません。

そのうちワクチンが開発されれば、コロナ問題も解決して経済活動も回復するだろうなどと安直な考え方をするのは危険です。

早め早めの対策が後々の経営を楽にすることは言うまでもありませんので、後手に回らないように先手先手の行動をされてみてはいかがでしょうか。


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