資金繰りブログ

「私事」が邪魔して「仕事」ができない

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「私事」が邪魔して「仕事」ができない

鶏が先か、卵が先かという言葉があります。

 

これは、鶏が卵を産み、卵から鶏が生まれるという因果関係において、どちらが先に始まったのかという疑問のことを言います。

仕事においては業績が悪いから給与を下げたのか、給与を下げるから業績が悪くなったのかというような循環しているときに使われます。

給与だけに関して言えば、経営者の立場では業績が悪いから給与を下げざるを得ないということになるのだと思いますが、従業員の立場からすると給与が安いからやる気がでなくて業績が上がらないのだと、真逆な視点からの言い分になります。

経営危機となられている経営者の方がよく言われることは、日々、金策に奔走したり、金融機関からの呼出や、経営改善計画書などの資料提出を求められることにより、思うように仕事をする時間が取れないということ。

そして、仕事をする時間が限られてしまうので、どうしても受注売上が下がり赤字の累積が増えてしまうと言われます。

これだけの話を聞くと、赤字となる原因は、金融機関からの要求に対応することで受注売上が激減し、結果として資金不足となり金策に奔走しなければならなくなってしまっているということになります。

確かに金策に奔走していれば本業が疎かになることは当然のことなので、起こるべくして起こっていることは間違いありません。

しかし、物事の根底にあるところが違うように思うのです。

仕事をする時間が取れないから本業が疎かになり、受注売上が激減することにより資金不足となり金策をしなければならないので、更に仕事ができない状態となる。

では、真逆の考え方ではどうなるのでしょうか。

仕事をする時間があるので本業に集中することができ、本業に取り組みできるので受注売上が伸びて儲けることができる。よって資金繰りが改善されて融資を受ける必要がなくなり、更なる時間的余裕ができて業績が上がる。

これであれば、日本の中小零細企業は経営危機で困難となられている会社はありません。

やはり、一番の根底にあることは、経営者の私事が邪魔をしているのではないでしょうか。

本来であるならば、さまざまな経営課題に対して必死に取り組まれるべきであり、徹底的に経営改善を図ることが不可欠なのですが、困難になられている多くの経営者は直面する課題に真正面から挑むことはせず、弱気な自分と戦い抜かず、お金を借りてその場を凌ぐ傍観者となられていることが少なくありません。

これは恐らく、何か行動を起せば従業員や取引先、仕入れ先、金融機関、近隣の住民、等々、さまざまな人達から倒産したなどと悪口や中傷を受けたり、地域によっては村八分などというような圧迫を受けるのではないかという恐れが、個人的な私事の見栄やプライドが邪魔をすることにより、仕事ができなくなっていることも少なくないのかも知れません。

会社を再生させるには、実際に行動に移せるかどうかに懸かっています。

日々の地道な実践こそ、会社を再生させる目的での結果に繋がる一歩なのです。

道なき道を切り開く挑戦も必要かも知れません。

必ず成し遂げるという強い想いが結果に結び付くのではないでしょうか。

 

 


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