資金繰りブログ

出来ない理由探しをしない方がいい

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出来ない理由探しをしない方がいい

経営が危機的状況に陥ってくると、思考回路が狂ってくるからなのか不思議とダメな方へ、出来ない方へと発言が多くなる方が少なくありません。

やはり精神的に追い込まれているからなのか、諦めかけているからなのか、前向きな発言や肯定的な発言が極端に少なくなります。

例えば売上だけとっても、これ以上頑張っても売上は上がる見込みがないとか、どんなに頑張っても限界だとか。

また、手持ち資金が不足するような状況においては、取引先に支払いサイトを延ばしてもらうよう交渉する提案をすれば、そんなの先方が決めていることなので変えることなど絶対にできないなどと言われるなど・・・

このように、あらゆることに対して出来ない、無理だと決め付けてしまい、次から次へと出来ない理由を述べられる方がおられます。

借入金の返済についても、手持ち資金がなく返済ができないと言われるので、それなら仕方がありませんねと言えば、返さない訳には行かないと言われる。それでは頑張って返すしかありませんねと答えると、でも返せないという。

こういうタイプの方は、何を助言してもすべて否定から入り、次から次へと出来ない理由を述べられます。

しかし、プライドや見栄、格好付けたいことから抜け出すことができないため、事あるごとに社会的信用が無くなるとか、道義的責任を果たせないとか、多くの人達に迷惑を掛けたくないなどと言わるのです。

今まで、社長、社長と持ち上げられてチヤホヤされてきたことから、プライドや見栄があることは理解できるのですが、借入金の返済や支払いができない状況において、格好付けながら周りの人達に協力を仰ごうという虫の
良いような話はありません。

本気で事業を守り再生再起して経営危機から脱却したいと思われるのであるならば、出来ない理由を探して保身するのではなく、どうやったら出来るのかということを模索検討して実行しなければなりません。

いや、もっと極端な言い方をするならば、今すぐ行動に移してくださいということです。

出来るか、出来ないかというのではなく、『必ずやる』という気持ちを持って真剣に取り組みすることが大事。

それが後々、良い結果となって自分自身に返ってくるのではないでしょうか。


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