経営危機改善の専門家とは
経営危機に直面したとき、ほんの少しでも危機打開につながる知識を持ち合わせていれば状況が大きく変わり、傷を浅くして再生できる可能性が高まります。
ですが、本当に本気でより良い結果へと打開したいということであるならば、更に深い知識と経験が必要となります。
この知識については座学でもある程度知識を得ることは可能ですが、かなり複雑で奥深いのもなので、それなりの時間を掛けて学ばなければなりません。
また、経験においては多くの経営者が始めてのことであり、経験豊富な方はおられないでしょう。
ご相談者の中には、何度もスポットコンサルを受けながら自分で解決しようと試みる方も少なくありませんが、そんなに甘いものではないので、独自で事業再生できたという方の話は聞いたことがありません。
今までの経験上で考察してみますと、臆病であったり、自称「ビビり」だと言われるご相談者の方が良い結果で再生再起されているケースが多いです。
逆に、プライドが高く相談するなど格好悪くて恥ずかしいことだという理由で、相談を先延ばしにして来た経営者の方は最悪の結果となっていることが少なくありません。
また、経営が順風満帆な時に購入したマイホームや高級車、不動産等、絶対に手放したくないという執着心も再生再起には大きな邪魔をすることがあります。
次から次へと終息する兆しが見えないコロナウイルスに対して、考えられることや、やれること、そしてやらなければならないことを洗い出して、第二、第三、第四と対策と手立てを打って行くことが必要不可欠となっています。
従来のように水道光熱費をケチったり、従業員の給与を減らしたり、賞与カットやリストラ等々では追いつかないほど切迫しているということであるならば、
経営者は身を削って律することも必要ですし、もっと突っ込んだ対応と対策が必要となってきます。
先ずは、しっかり利益を確保して会社の宝である従業員の生活レベルを下げることのないようにしなければなりません。
経営者が自ら身を削り、絶対に諦めないという強い意志を明らかにしていれば、従業員も社長と共に頑張ろうと思ってくれる人が必ずいるはずです。
社長が変わり、経営環境も変化すれば、会社の業績も変わってきます。
そんなの無理だなどと言わず、本気で取り組みしてみてはいかがでしょうか。
経営者の考え方と行動、姿勢で大きく変化すると思います。