経営者応援ブログ

会社と個人は別物

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【会社と人生は別物】

我が国には、大企業から中小零細企業までたくさん
の会社があります。

会社を登記する時には法人登記をします。

法人とは自然人以外で,法律上の権利義務の主体
となることができるもの。一定の目的の下に結合
した人の集団あるいは財産についてその資格が認
められるとあります。

即ち、会社と経営者個人とはまったく別なものだ
ということになります。

しかし、残念なことに銀行などの金融機関は、中
小零細企業の場合、同一と捉えているのです。

可笑しな話ですね。

その理由は、資本体力が小さいことから経営者個
人を連帯保証させることで担保しているからです

経営危機に陥られてしまった経営者がよく口に
することがあります。

それは、長年取引をしてきたのに、まさかこんな
酷い対応をされるとは思わなかったと・・・

ビジネスパートナーとしてお付き合いしてきた時
とは違い、債権者と債務者の関係に変わったこと
により、上から目線で対応されているからです。

本来であるならば、既に経営危機打開に向けて動
き出しているべきですが、稀に銀行さまさまとご
機嫌を伺い、まだ借入に執着している方もおられ
るのです。

俗にいう、銀行信者という方です。

このタイプの方は、一にも二にも銀行、銀行と必
死に銀行に執着されるですが、当の銀行は想像す
る以上にドライな考え方をしていますので、倒産
間近の会社ぐらいにしか見ていないことを理解す
る必要があります。

さて、冒頭に会社と個人は別物とお伝えいたしま
したが、銀行だけでなく経営者も会社と個人は同
じという考えを持たれている方がおられます。

しかし、経営危機に陥ってしまった場合、その考
えは改めるべきだと思います。

会社が倒産したはずなのに、経営者は何も変わっ
ていない。

自宅にも住んでいる。生活も変わっていない。

そして更に、今までと同じ事業は継続されている
のです。

その理由は、会社と個人は別物だからです。

経営者の考え方や行動、事業を継続して責務を全
うするか否かにより結果が異なることがあるとい
うことなのです。

会社の存続は、いつまでも続くものではありませ
ん。

殆どの会社は30年以内に消滅しています。

そのようなことから会社に拘るのではなく、事業
を継続して自分の人生を守ることを主眼点におく
べきではないでしょうか。


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